日中の暑さに夏の名残りがありますが、爽やかな秋空が広がってまいりました。 九月の庭から秋を待っていたかのよう気力が溢れる草木。 ヤブランの花、ツリバナの実、ワレモコウの花をお届けいたします。
板倉 捷重

ヤブラン(藪蘭) キジカクシ科 ヤブラン属
林内の樹木の下草として自生しています。ガーデニングに広く用いられ初秋の庭によく見られます。 多年草、多数の葉が群がり大きな株になります。葉は濃緑色で線形、厚くて光沢がある。 穂状の花序を形成して多数の淡紫色の可愛い花に蜜をつけて咲かせています。

ツリバナ(吊花) ニシキギ科 ニシキギ属
五月ごろ淡い緑色や紫色の小さな花を咲かせ、秋に枝から吊り下がるように朱色に熟して可愛らしい実をつけます。 その実が5っに裂け赤い種子が顔を出しています。 長い柄の先に花や実がぶら下がるように付く様子から、ツリバナと名付けられました。

ワレモコウ(吾亦紅) バラ科 ワレモコウ属
陽当たり風通しのよい草原に見られる多年草です。花は枝分かれする茎の先端に密集してつき、1〜2㎝ほどの短い穂になります。 花は穂の先端から咲き始め、ハナバチなど昆虫を呼び寄せています。 ワレモコウは、源氏物語にも見られ「我毛香」「我木香」などと言われました。